板金材料について

丸井工業で主に使用している板金加工材料をご紹介いたします。

SPCC-SD(冷間圧延鋼板)

特徴

一般加工用の鋼板で標準調質、ダル仕上げされている。
ダル仕上げとは、物理的又は化学的に表面を粗くしたロールでつや消し仕上げしたもので塗装の密着性が良いと言われている。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.4㎜、1.6㎜、2.0㎜、2.3㎜、2.6㎜、2.9㎜、3.2㎜

 

SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)

特徴

耐食性は電気亜鉛メッキ鋼板と同程度で、導電性はSPCC+光沢ニッケルメッキより良い。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.6㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.6㎜、2.0㎜、2.3㎜、2.9㎜

 

EGC-QS(電気亜鉛メッキ鋼板:ジンコート21)

特徴

クロムフリー鋼板と言われる材料。六価クロム化合物を含んでいない為、Rohs指令製品に多く使用されている。
冷延鋼板の両面に電気亜鉛メッキを行い、そのうえに燐酸溶液中で鋼板と浸漬加熱し鋼板表面に不溶解性皮膜を生成させたもの。
亜鉛皮膜でFeの保護をしている。地鉄はSPCCと同質の鋼板を使用し加工性は良好でメッキ層は薄いが室内で使う機器では錆の心配はそれほどいらないと言われている。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.6㎜、2.0㎜、2.3㎜

 

A5052P-H32(アルミニウム合金板)

特徴

中程度の強度をもった最も代表的なアルミ合金で、耐食性、加工性がよい。特に強度のわりに疲労強度が高く、耐海水性が優れている。
アルミはそのままでも見た目が美しいですが、耐食性や耐摩耗性を向上させることや、着色をして装飾することを目的として、アルマイト(アルミニウムの陽極酸化のこと)という表面処理を施して使用されることもある。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.5㎜、1.6㎜、2.0㎜、2.5㎜、3.0㎜、4.0㎜、5.0㎜

 

C1100P(タフピッチ銅)

特徴

一般的に銅と言った場合には、C1100(タフピッチ銅) を指すことが多い。その他には、C1020(無酸素銅)や、C1220(りん脱酸銅)などがあるが、板金加工・精密板金で一般的に使われるのは、板材としてC1100Pである。
C1100(タフピッチ銅)は、電気・熱伝導性・展延性・絞り加工性に優れ、溶接性・耐食性・耐候性が良い。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.5㎜、2.0㎜、3.0㎜

 

C2801P(真鍮・黄銅)

特徴

銅合金(銅と亜鉛の合金)の一種で、加工しやすく、強度が高く、展延性がある。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.5㎜、2.0㎜、3.0㎜

 

SUS304(冷間圧延ステンレス鋼板)

特徴

機械的特性のバランスがよいことから幅広く使われている。防錆を目的としたメッキを用いることなく、様々な環境化で使用可能である。他にも、圧延加工による材料の硬化が著しいため、バネ用部品にも利用することが可能な点、ならびに伸びが大きく、複雑な加工に耐えうる点といった理由がある。また、溶接性にも優れている。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.7㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.5㎜、2.0㎜、2.5㎜、3.0㎜、4.0㎜、5.0㎜、6.0㎜

 

SUS430(冷間圧延ステンレス鋼板)

特徴

SUS430は耐食性がよく、SUS304より加工がしやすい。品質面では、バランスの良いSUS304と比較するとSUS430は耐食性、強度の点で劣る。

丸井工業で標準的に使用している板厚

板厚 0.5㎜、0.7㎜、0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.5㎜、2.0㎜、2.5㎜、3.0㎜、4.0㎜、5.0㎜、6.0㎜